詰め物のいらない手術
詰め物のいらない手術
患者さんから時々、なぜ鼻・副鼻腔クリニック大宮の手術だと詰め物が無くて大丈夫なんですか?と聞かれますので、その理由を書きたいと思います。
私も10年くらい前までは詰め物を入れていました。そこから少しずつ詰め物の量や、詰め物を入れている期間を短くし、最終的に詰め物が無くても大丈夫になりました。
医師にとっては、詰め物が入っていることによって術直後の出血の不安がなくなり安心ですが、患者さんにとっては痛み、不快感、ひどい鼻閉の原因になります。
私は手術の時の切開場所や、手術中の電気凝固による止血を適切に用いることで、出血をコントロールすることに成功しました。
当院では開院以来、丸6年間、鼻中隔手術、下鼻甲介手術、後鼻神経切断術の術後には詰め物を入れておりません。
副鼻腔手術に関しても、詰め物を入れないことは可能です。ただ副鼻腔は狭い場所なので、ある程度止血剤が入っていた方が、術後癒着(傷同士がくっついて治り、せっかく開放した副鼻腔が塞がること)の防止となり、経過が良いため、最低限の止血剤を入れるようにしています。下の画像は止血剤が入った状態です。白い塊が止血剤になります。ゲル状に柔らかくなりますので、入っていても圧迫感はほとんどありません。1週間後の処置で吸引除去します。


全体を見ると、このくらい鼻は通っています。
※こちらの患者さんは鼻中隔彎曲症と両側副鼻腔炎の手術をされています。


イメージしていただけたでしょうか?
詰め物が入らない、もしくは最低限になることで、術後の苦痛は格段に減ります。
ちなみに術直後の出血ですが、当院ではほとんどありません。開院以来、6年半手術をしていますが、手術したその日に止血処置をした方は2名のみ(約1000人に1人)です。
術後の詰め物が怖くて手術に踏み切れない患者さんもたくさんいらっしゃると思います。
是非当院にご相談ください。